びゃッこパスの苦悩
びゃッこパスは今に繋がる過去をほとんど持っていない来た道を辿っても途中で擦れて途絶えているびゃッこパスは自分が何で出来ているかを昔はわかっていた穏やかになればなるほど自我は少しずつ分離しそして本能的な記憶が失われてゆくびゃッこパスは己の存在が人間にとって脅威であることに薄々気づいていたそれを制御するため意図的に狂人の装いを被ることにした作られた狂人の方が生粋の狂人よりも安全だという理屈である
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