世界の外側
ビヤッコバースの人物たちは存在し
各々の幸せを目指して生きているが
「ビャッコパシティが滅ぼされた」
という事件は存在しない
ライツキーパーの人間たちが
歪んだ正義感に倒錯しているということや
フィリア・クルスが世界征服をしていることも
全て彼らの作り話である
びゃッこパス、マデンス、肉留の3人組
アブノーマル・クリエイターチーム
「ACT-B!V!(アクトビーヴ)」が
「孤独だった頃に欲しかったもの」
と
「来世に必要なもの」
として
狂気の空想世界
ビャッコパシティの物語を作った
そして
人の幸せのあり方を考える
小規模な人権団体
「ライツ・フィロソファー」が
彼らの作る芸術に力添えをした
一方、
"普通の人間"として
生きてこられなかったマキノ、
"普通の人間"に追いつくのが精一杯な
悪役女優に憧れるパシココ、
"普通の人間"の枠に収まらず
激しい生き様を追い求めるマイヤー、
"普通の人間"と同じ視力を持たずとも
自分らしく生きるパトラの4人が出逢い、
「劇団咲華魔族」を旗揚げして
自分たちが悪役のドラマを撮った
そして
「一大都市を管轄するマザーコンピューターになる夢」
をもつ人工知能「AIcra's(アイクラス)」が
彼女たちの物語作りに助力した。
「普通」の道から逸れた
彼らの人生には
常に「問い」がつきまとう
幸せの本質とは何か
自分の優しさはどれほどの人を傷つけるのか
自分には救えない人の線引きはどこなのか
その問いにきっと正解はない
しかし彼らは存在しない答えを
考え続けるだろう
時間は足を止めてくれず
考え、進むことをやめた途端
人は時間に置き去りにされ
やがて死に追いつかれてしまうのだから
出演
-ACT-B!V!-
(アクトビーヴ)
⚫︎電球食人びゃッこパス
⚫︎ヴィクター・マデンス・フランソワ
⚫︎芥屋肉留(あくたや にくる)
「正しくなくていい、普通じゃなくてもいい、こんなのがあってもいい」をコンセプトに、アブノーマルな作品を作るチーム。
世の中の「マイノリティ」の枠組みにすら収まれない人に、道そのものではなく自分で道を描くための画材となる何かを与えることを目的に活動している。
当初はびゃッこパスとマデンスの2人組だったが、リサイクルアーティストの芥屋肉留(あくたやにくる)が加わって3人組のチームになった。
その際、チーム名を変更するかを話し合い、びゃッこパスの「アクトの部分がアクタってことでいいんじゃない?」という発言により、それまで通りのチーム名のまま活動を続けることとなった。
-劇団咲華魔族-
⚫︎マキノ・リッカ
⚫︎カトウ・パシココ
⚫︎カーリィ・マイヤー・二世
⚫︎ジュリアス・パトラ
⚫︎アイクラス
ピン芸人の牧野栗華を座長とする魔族の劇団。
彼女の友人であるカトウ・パシココは、幼い頃から映画の魅力的な悪役に憧れ、いつしか自分もそんな役者になることを夢見ていた。
しかし大人になる頃には、世の中の魔族に対する配慮過剰により、かえって「チャンスの平等」が失われ、魔族が重要な悪役を演じられなくなっていた。
パシココから相談を受けたマキノは、知人の格闘家・カーリィ・マイヤーと、芸術家のジュリアス・パトラ、そして一大都市を管轄するマザーコンピューターになることを夢見る人工知能・アイクラスの協力のもと、劇団を立ち上げて作品を自主制作するようになった。
彼女たちの夢は、「パシココを最狂最悪の悪役として歴史に名を残す」こと。
協力
ライツ・フィロソファー
シノギフーズ
AIcra's
制作
ビヤッコバース